足のはなし

先週、日独協会で行われた「歩く事=寿命・生きること」というセミナーに行ってきました。

ドイツには足専門の整形外科医と靴職人を併せた「整形外科靴マイスター(Orthopaedie Schuhmacher-Meister)」という国家資格があるそうで、その方のお話しを聞いてきました。

日本は畳文化という違いもあると思いますが、ドイツでは子育て時に女の子座り(ペタンコ座り?)は禁止事項とこのと。

膝や骨盤に良くないので絶対やめてください。とおっしゃっていました。

子供の身体は柔らかいので習慣付いてしまうと形が変わってしまうんでしょうね。

幼児の検診時にエコーで股関節を調べ、必要であれば立つまでに矯正具を着けて矯正するそうです。

私は子育て経験がないので知りませんが、日本ではそこまでしているというのは聞いたことがありません。

誤った座り方、足に合わない靴を履くことで身体を歪め全身に影響が出るのは避けたいですね。

 

この話を聞いた翌日、70代の方のボディトリートメントをしたのですが、お客様が「足が汚くて恥ずかしいわ」とおっしゃいます。

見せていただくと少しタコがありましたが、かかとも柔らかくキレイな状態でした。

お聞きしたところ毎日クリームを塗りながらながらマッサージされているとのこと。小さいタコのことを気にされていたようです。

美意識の高さに頭が下がります。見習わなくては、、、

ご主人が膝が悪くて外に出たがらなかったのに、靴の中敷を作ってもらったら膝が痛くなくなって毎朝1万歩ウォーキングしているともお話ししてくださいました。

私から何も話をしていないのですが、セミナーの翌日に偶然こんなお話を聞けました。

 

足が痛いのはもちろんのこと、膝が痛い、腰が痛い方は試しに専門家に中敷を作ってもらってはいかがでしょうか。

オーダーの靴を作るとなるとかなりの額になると思いますが、中敷でしたらそこまでではないと思います。

痛くて出歩くのが嫌になったり、病院に通い続けるよりも前向きな選択ではないでしょうか。

まだ何十年か使うであろう自分の身体、日々のちょっとした不調に気づき大事に使いたいなと思いました。