ドイツ温泉紀行 Ⅲ(バートヴェリスホーフェン③)

食事のテーブルが決まっているので、挨拶を交わす周りの方々と顔見知りとなります。

スイスから来たというご夫妻がちょくちょく英語で話しかけてくれるのですが、色々と話すことが出来なくてもどかしい。

ユーモアのあるおじさんで、私が写真を撮っていると後ろでおもしろい顔をします(笑)。

もっと話せたら楽しいだろうに。と英語ができないことをいつもながら反省。

 

ここでの3日目はフットバスの後、リフレクソロジー。

フットバスの部屋で待っているとスタッフの方が来て、二槽になった片側にお湯とラベンダーオイルを入れてくれました。

足を浸けると「温度はどう?」と聞かれ、良いです。と言うと、お湯に5分浸けたら隣の冷水に10秒浸し、それをもう一度繰り返してください。との事でした。

その後すぐにリフレクソロジー。

これは日本で受けるものとの違いはほとんど感じられませんでした。

ただおじさんのごつい手での施術は初めて。

 

この後ランチいただきましたが、お昼が一番ボリュームがあるのかもしれません。

サラダビュッフェ、ヌードル入りスープ、マスのソテー、カスタードのパッションフルーツソース。写真撮り忘れましたがスープがとても美味しかった。 


食事の後は電車でOy-Mittelberg(オイミッテルベルク)にあるアロマメーカーPrimavera(プリマヴェーラ)へ。

車なら1時間かからないと思いますが、電車だと3度乗換えて2時間ほどかかりました。

駅は無人、すぐそばで牛が鳴いているようなのどかな所です。

観光案内所の看板方向に歩くと、個人の敷地内に入ってしまったかのような道。住民らしき人に聞いてみると、そこを上って左と。

ここでいいの?と不安に思いながらしばらく斜面を上ると車道に出ました。

予め見ておいた地図では確かこちら方面。と歩いて行くとプリマヴェーラの案内表示が。車は通りますが、歩いている人はほぼいませんでした。

駅から30分弱で到着。

この日はセミナーがあったようで駐車場に車がたくさん停まっていました。

お店の方に店内の写真を撮ってもいいですか?と確認すると「もちろん!」と快諾していただいたので、たくさん撮ってきました。

金曜日の夕方は社内見学ができるようですが、それに参加すると電車の乗り継ぎが悪く、かなり遅くなってしまいそうなので今回は断念。

精油だけ何本か買ってきました。

会社の敷地内にハーブガーデンがあるので少しだけ散歩して駅へ。

 

この日は18時からの夕食に間に合わないので、近所のレストランAdlerで夕食をいただきました。


バートヴェリスホーフェンから発つ日、ホテルでもハーブティーを販売しているようだったので「給湯室にあったハーブティーはありますか?」とフロントに聞いてみましたがティーバッグはないとの事。

同じのが欲しいなら近くの薬局にあると教えてもらい、そこに向かいました。

地元だけあり、クナイプの入浴剤、ボディケア、ハーブティー等がたくさん並んでいました。
日本でもハーブティーは買えますが、薬事法の為か効能を謳ったものは見かけないですよね。
給湯室にもあったハーブティーのように、ドイツではスーパーでも、『風邪』『鼻水』『頭痛』等の名前のついたハーブティーが並んでいます。
ひどくなる前に自分でこまめにケアをする。というのは自分のためにも、国の医療費削減の為にも良いことだと思います。

部屋が同じフロアだったシュトゥットガルトの女性は、毎年この時期に1週間滞在するとのこと。

腎臓と膀胱のハーブティーを朝ポットに入れて1日かけて飲むのだそうです。
洗い流されることを願ってる。と言っていたので結石とかなのかしら。と想像しました。
疲れやストレスが溜まっていたり、身体に不調がある時にこういった施設に滞在して自分の身体を整える。というのが気軽にできるのは羨ましいです。
日本にもあるのかもしれませんが、料金が高いのではないかと思われます。
今回3泊、食事、マッサージ等の施術付(温泉税込・フェイシャルは別)で350ユーロ程でした。
私は一番安かった古い部屋に泊まりましたが、もっと新しい部屋でも+40ユーロ程です。
私の語学レベルでも何とかなったので(気づいてないことも多々あると思いますが)、英語ができれば全く問題ないと思います。スタッフの方達も皆親切にしてくださいました。
ゆっくり心身を癒したい。という方におすすめしたいです。
Therme Bad Wörishofen
Therme Bad Wörishofen
諸事情で行けなかったのですが、町に立派な温泉施設があります。
そこにも行ってみたいし、またドイツに行く時にはここに滞在したいと思っています。
名残惜しい気持ちでバートヴェリスホーフェンを後にしました。